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●研究開発 (Research and Development)


★コストの安い環境負荷低減輸送(Modal Mix Logistics)の開発 2003年


★ウィング車両荷台屋根開放時の安全装置(インターロック)の開発 2002年8月

★GPSを利用した運行管理システムの導入〜物流もITで変わる2003年





★コストの安い環境負荷低減輸送(Modal Mix Logistics)の開発 2003年〜継続中
2003年10月より実証実験を行っております。
Modal Mix Logisticsについてご説明申し上げます。

現在国内の90%を担うトラック輸送産業ですが、排気ガスから排出されるNoxやPM
そしてCO2など大気汚染や環境への与える問題がその役割の大きさから排出される量も多く
様々な問題を引き起こしているのが我々の担う輸送業界であります。

国も自治体も、そして我々トラック輸送業界も対応に追われておりますが、トラックに変わる
インフラ整備に限界があるのが実情のようです。
そして本当にトラックは悪なのか?様々に悩み、考え、弊社では、環境に取り組む企業の皆様の
お手伝いをできればと一つの結論をだしました。

ISOマネジメントの内部監査にても、環境対策について問われます。

資源ごみの減量・そして目標達成のための数値管理。輸送という取組みの中にも反映できればと社内制度
の見直しや連携機関・船舶会社の協力のもと、船舶利用環境型輸送を開始いたしました。

例えばCO2の場合、平成13年度の統計データに基づけば下記の表データの値が示すように。
輸送機関 CO2排出原単位
[g-CO2/t・km]
鉄道 21
内航船舶 38
営業普通トラック 174

これは貨物1tを1km輸送するときに排出されるCO2の量だそうです。

鉄道・船舶 恐ろしく低い数値ですね。これは一度に輸送できる量が大きいためです。
しかし、鉄道引込み線や自社内に港湾を持つ会社も多くはありません。
また鉄道・船舶の多くの両端においては貨物トラックが担っているのことが実情であり
いくつかの問題が発生しています。

連絡輸送において『想い』は届くのか?・・・大切なお客様へ確実に
その輸送はプロジェクトになっているのか?・・・それぞれのセクションを一元に管理できているのか。

サプライチェーンを管理することは総合コスト削減につながります。それぞれのセクションの融合や情報交
換は多大な知恵を生み出します。技術の国の人ですから。
一度に多くの物資を送ることも輸送コスト削減に寄与します。

ただ、安かろう悪かろうではいけないと思うのです。鉄道も直接線路を越えて輸送をすることは不可能です。
定時制には定評はありますが、場所によっては時間がかかることや料金がかさむことは考えておかな
くてはなりません。何より人員輸送という使命の中で貨物のラインを太くするにはより複雑なシステムを
構築しなければならず、すべての企業がシフトするにはまだまだ課題もあります。

船舶もその多くは港を勝手に変えて輸送することはできません。

フレキシブルな輸送はトラックだからこそ可能なのかもしれません。
だからこそ、トラックが環境というものの最先端として取り組むことが重要であるのではと思うのです。

そして、我々は輸送業者としてお客様の代わりに納品業務を代行するプロの集団であるのだから、この
環境輸送というプロジェクトをとおして生産者の、営業マンの想いをも輸送できたならと乗務員への教育
指導の強化をはかりました。フレキシブルで環境に対応できる機動力の高さと普及力がテーマです。

そしてこれからの環境対策に対応すべく、それぞれ企業ISO内部監査まで用いることが可能な環境数値
データをお届けできればと頑張っております。

例)大分市 → 大阪府 10t
  従来の輸送方法 陸上走行 750km CO2排出量 174g×10t×750km×10-6=1.305t -CO2/t・km
  
Modal Mix Logistics 陸上走行50km 船舶運行距離海路600km
                  A 174g×10t× 50km×10-6=0.087t -CO2/t・km 陸上走行
                  B  38g×20t×600km×10-6=0.456t -CO2/t・km
                  陸上+海路=融合CO2排出量0.543t -CO2/t・km

  0.543÷1.305=0.416 机上値でも実に
58.4%のCO2を削減達成できます。

  これらの集積を環境輸送報告書として提出することによりISO内部監査報告にても、企業内環境負荷
  低減実績資料としてご活用いただけることと思います。


最大のネックは陸上走行に比べ船舶利用料金がかかることでした。

大型トラックのフェリー利用料金は約6万円、途中の輸送区間を船舶航路に切り替え使わずに
済む燃料油脂費、有料高速道路代を差し引いても差額は3万円
これをいかすればにお客様に負担なくすことが可能になるのかという挑戦がはじまりました。
  • 船舶の年間利用による割引料金の適用
  • 車両運搬具の見直し(一度に輸送できる量を増大)、専用車両の設計開発
  • 車両運行の効率化
  • 後方支援車両の設計開発

2005年 同一エリアへの混載便化・お客様のご理解による到着時間の緩和(8時/10時/11時)
基本運行の定期化等により新たにご負担頂くこと少なく、地区によっては陸上輸送では限界だと
されていたコストダウンを実現し、よりリーズナブルなサービスとして仕上がりました。
地区や混載の度合いによっては従来の輸送に比べ10%近くのコスト低減に成功したお客様もございます。
本当のコストダウンは身近なところにあるのかもしれません。

大分-関西地区(2005年) 陸上輸送 単なる船利用 Modal Mix Logistics
貨物1tあたりの輸送コスト指数 100 130 85


そして2006年度のModal Mix Logisticsでは、本社物流センターを設計し企業の皆様と
一般の皆様の生産と消費、時間と場所の離隔を調整する、無限に広がる可能性への挑戦が続きます。

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★ウィング車両荷台屋根開放時の安全装置(インターロック)の開発 2002年8月

 平成14年7月31日 ウィング車両のメカロック(インターロック)装置に不具合が発生し天井屋根の閉鎖操作を忘れ車両を発進し事故が発生しました。弊社ではこの事故の反省と教訓を踏まえ、同装置の安全性と構造を更に向上したものへと変更するとともに概要をご紹介します。

 従来のメカロック(インターロック)装置とは以下のようなものでした。

 【ウィング車両 メカロック(インターロック)装置の概要】
 貨物車両の種別の中にはウィング車と呼ばれる貨物積載ゾーン(荷台)の天井を電気や油圧により開閉できるものがある。この車両の利便性は、雨天時でも積載が易く、また荷台横部が開放する為、容易に積み卸し作業等が行えることである。 しかし、この貨物積載ゾーン(荷台)の天井を開放するということは、一般に言う車両制限令などの高さ(3.8m以下)を大きく超えることになり、もちろん開放したままの状態で走行することは大きな事故を引き起こす要因となる。

 多くの車両製造メーカーなどでは、この開放作業時の安全性を考え、また多くの荷主企業、輸送企業からの要請もあり同形状車両の天井開放時のエンジン始動不可装置を考案した。
 これがメカロック(インターロック)装置と呼ばれるものである。
 構造は簡単なものであり、車両荷台天井部にスイッチまたはセンサーを設け、この回路から入力された信号または電気を元に天井部の開閉を判断し、エンジンスタータリレーの断接切替を行うといった回路である。

 天井開放時、開放を検知した天井スイッチ(またはセンサー)は信号(または電気)を発信させエンジンキーよりスタータリレーへの電流回路を断接する。ここに別リレーを用いているものもあれば、同リレー電流回路を切断後、天井スイッチ(またはセンサー)に引き回しているものもある。
 ただし、これまでの装置には次の課題があった。

 ■課題1
 天井開放時、開放を検知した天井スイッチ(またはセンサー)によりエンジンキーからスタータリレーへの電流回路は断状態となりスタータリレーは物理的に電流が流れず機能しない(当然)。
 しかし、エンジンがすでに作動している状態で、天井を開放する動作は可能であり、エンジン作動状態→ウィング開放→積み卸し作業→ウィング閉め忘れ→走行→事故発生ということがあった。
 これは構造的にエンジンスターターが回せないというだけのものであったため。
 
 ■課題2
 貨物積載運行中、なんらかの状態で積載貨物が動き、その応力または荷重により天井を押し上げ。または開く方向への圧力が荷台内部よりかかり、または車体の停止状況によっては、車体の傾き・ねじれなどによって、検出スイッチ回路が働き、休憩・停車地点においててエンジンを停止後、再びエンジン始動を試みた場合、始動困難な状態に陥り、最悪緊急整備の必要が発生した。
 しかも、荷台天井を押し上げるような圧力の場合、荷崩れなどの心配もあり、路上への落下などを考慮すると容易に荷箱天井を開放させること自体が難しく、緊急時の整備対応にも困難があった。

 ●新メカロック(インターロック)装置の考案
 従来の問題点・課題1を考慮しつつ考えたものは、ウィング開放中は必ずエンジンが停止するということ。
 
 このエンジンを外部的に停止させるという事については次のように考えた。
 天井開放時、開放を検知した天井スイッチ(またはセンサー)による信号(または電気)発信を利用し、エンジン制御回路の一部、エマージェンシー回路を利用する。
 エマージェンシー回路とは、多くの大型貨物自動車に備えられた機構で、緊急時にエンジンを電気的に停止させるシステム。エンジンコントロールユニット(ECU:通称コンピュータ)より燃料噴射ポンプ制御回路につながる回路の一部に設けられ、通常は非常スイッチを引くなどの行為によりエンジンを停止させるもの。

このコントロール回路(非常停止回路)を分線しまたはリレー回路を組み合わせることで、非常用電流経路段接の制御を行えること、また新たな回路へ接続することで低コストでエンジンを外部的に停止させることを実現した。

 これにより、天井開放時、開放/閉鎖状態を検知する為にスイッチ(またはセンサー)を用い燃料噴射ポンプの電気的停止を行う。(ウィング天井開放→燃料噴射ポンプ停止→エンジン停止)

 ただし、考えられる問題点。

 ■問題点1 スイッチの信頼性
 今回の装備車へのスイッチはオムロン製のマイクロスイッチを採用した。課題2の問題をできるだけ少なくする為に。従来品の多くは押し込むタイプのスイッチが主であり、接点までのストロークの長さや作動電流による接点の焼損などの問題があり、断接切替がうまく行えないものが多々あった。

 
 
 ■問題点2
 しかしどんなにスイッチの信頼性があがろうと、破損という事態は考慮しなければならない。
 もしも走行中に同スイッチの破損が起こったとしても即時エンジン停止という災害を起こさせないため車速センサーを誘導起電としたリレーによる保護バイパス回路を作成。
 

 これにより、通常走行時には保護バイパス回路が働き、スイッチ損傷時のエンジン停止を免れるものとした。 しかし、絶対ということは無いから今後も改良が必要である。
 2重3重の保護回路の作成は、初期目標(ウィング天井開放検知→エンジン停止)という相反するものの
 中、試行錯誤を繰り返している。

 2003年1月
 同回路の試験より6ヶ月が経過
 見直し個所は次のとおり。
 ウィング天井開放時、視覚的に訴えられる回路の追加
 ・開放検出スイッチより検出される状態をリレーにより感知し、非常点滅回路(ハザードランプ)を点灯。
 ・車内、ブザーを設置し、開放時にエンジンキーがONまたはACC状態であればブザーを鳴らす。
 ・キルスイッチの作成

 キルスイッチとは(^^;)
 結局、エンジン停止できたとしても旧来の倉庫群では、どおしても天井開放状態のままホーム付けしなければならない場合もあり、それではこのインターロック回路は意味をなさないものになるのですね。
 しかし、現実にそういう倉庫もあるわけで、仕方なく天井を開放しても動けるようにと、この回路も盛り込みました。ただし、閉め忘れという絶対にあってはならないことが怖くって、運転室上また、車両の外側からみて異常行為なんですよという状態をつくりだしたくて、ウィング開放時にエンジンキーの状態を検出し、非常点滅回路や運転室内ブザーを制御し視覚的・聴覚的に異常行為の途中だと訴える回路にしたかったのですね。そして最大の問題、これ以上我々運送業者のコストアップの要因を作ってはいけない。

こんな当たり前の安全回路は、当然メーカーサイドで考えて欲しく、特許などでがんじがらめさせてはいけないということで考え出したわけです。特許庁でトランスミッションのニュートラルセンサーを使った同回路のようなものもありましたが、必ずエンジンを停止させたとしても具合が悪い場合もあり、且つ回路的には簡単で、各車両メーカーまた車体メーカーでの互換性を十分に考慮し複雑でなく、低コストなものに仕上がればと今後も研究していくつもりです。お問合せ応援有難うございます。頑張ります。
 製作コスト
 スイッチ・リレー・配線使っても1万円かかりません。(^_^)
 いつの日か、こういう安全回路が装備され、ウィング開放時の事故が無くなる事をねがいつつ掲載いたします。
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★GPSを利用した運行管理システムの導入〜物流もITで変わる 2003年
平成13年春、日本貨物運送協同組合連合会さんのホームページにてモニターを募集していた
 NTTコミュニケーションズさんのGPS運行管理システムを導入して早2年の歳月が経ちました。
 GPS(Global Positionig System)とは全地球測位システム・・・衛星を利用し地球上での位置を測定するシステムのことです。

 特定のパソコンやソフトを必要としないASPという配信方式は従来の専用機購入の必要がなく
 またソフトの修正・改良の為のバージョンアップ(ソフトの入替)という作業等も必要とせず、特に
 専門知識を持ち得なくても導入にあたってはインターネットを観覧できる環境が事務所内にあれば、
 後は、簡易な車載機(受信機&発信機)を設置する事で即時利用可能なのです。
 ASP(Application Service Provider)とはアプリケーション提供業者
  ・・・中小企業では導入・構築の難しかった情報システム・技術・大規模ネットワーク等をレンタルしてくれます。

 日貨協連ホームページ http://www.nikka-net.or.jp/
 NTTコミュニケーションズ Welcome to e-Transit http://www.e-tra.net/


 このNTTコミュニケーションズさんの配信するGPS運行管理システム『e-Transit』では、現在
 次のサービスが利用できます。

 (1)車両現在位置表示 全体車両の表示やグループ別の表示。また特定個別の車両を表示
   弊社は、まだ車両が少ないのでグループ分けはしていませんが便利な機能です。
   2003年4月からは、特定個別表示車両の現在位置の天気まで情報提供してくれるようになりました。

 (2)車両走行履歴表示 車両の走行経路、時間を地図または文字にて表示
   お客様に対して運行経路や時間をお知らせし輸送改善を行うにはとても便利な資料です。
   また、事故解析資料としても価値ある内容を表示してくれます。

 (3)所要時間検索機能 目的地までの最短ルートとその所要時間を算出し表示
 (4)最寄車両検索機能 目的地から近い順に車両を表示
 (5)道路交通情報表示 主要幹線道路の交通渋滞・規制等の情報表示
   梅雨時期、降雪の時期など、いち早く配信される情報はとても便利です。


 では、これらの最新技術を導入し、どう変わったかについてです。(^_^)

 まず運行管理とは、お客様のご依頼に応じ輸送を行うにあたりその輸送を安全且つ迅速に行うため
 適切な車両・乗務員を選任することです。 いわゆる配車という仕事。
 配車をコントロールするオペレーターを業界では配車係と呼んでいます。
 一応、運行管理者といって国家資格なんですけどね。

 運行管理者(配車係)の仕事は重労働です。
 車両の種類や形状、積載量をひととおり把握し長距離輸送業であれば日本全国の地理を学習し
 且つ乗務員さん達固有の性質や保有資格を吟味し、お客様にとって、より最適な車両と乗務員を
 見極める技量が要求されます。
 更に、これらを見極める為には個々のお客様の要求するニーズや貨物の性状・特性を知らねば
 なりません。時には学者の知識とお医者さんの目のようなものまで必要なのです。

 毎日変化をともなう仕事割を構築するということはパソコンで言えば、四六時中デフラグをかけるような
 ものです。お客様毎の輸送車両、人員の選択、その積込から輸送、納品、帰路までのスケジュールを
 組み、時に運行経路表を作成し作業指示書と照合する。乗務員が帰れば帰ったで、報告書や納品書の
 照合、お客様への終了の報告など。
 また整備管理者と随時車両の状態を打合せ、更にはお客様の追加要求に備え、緊急対応車両や予備
 人員配置までと、気を休める暇がありません。
 
 そのような運行管理者を補助すべく導入した『e-Transit』で次のような成果がありました。

 運行管理者のメリット

 (1)道路状況による遅延発生が少なくなり情報から迂回路の指示がスムーズにできるようなった。

   やはり情報というのは大きな財産です。詳細な地図表示により運行車両の現在位置を容易に
   把握でき、到着を心待ちにされているお客様へ視覚的に報告できるようになりました。
   更に周辺道路の規制情報などを知りえることで、到着予想時刻を予想でき。
   到着予想時刻が判ればお待ちになられているお客様も無駄な待機時間を浪費することなく
   他の作業にあたれますね。以前は電話だけの報告でしたから。。。
   もうすぐ着きます(と、思います)のみの報告では、『もう着くもう着くってお前のところはラーメン屋の
   出前か』などと昔は怒られたものです。(^^;)
   先をあせる運転手さんって、つい自己弁護気味に応えるものなんですね。(笑)

 (2)故障時等の緊急対応力の強化

   危機管理能力向上は企業にとって最大課題です。これまで見えなかった情報が目視にて確認
   できるようになり、故障時等直ちに付近の代替車両を手配したり、修理業者への位置連絡等が
   スムーズにできるようになりました。
   最近は携帯電話が普及し、より利便になりましたが昔は公衆電話も無い山の中で故障した時
   乗務員さん達も大変でしたが、救援に駆けつける方も大変でした。(ノヘ;)シクシク
   
 (3)運行計画書や指示書の作成が楽になった。

   運行計画書や指示書作成。大変ですよね(^^;)
   地図機能が素晴らしく航空写真ベースで作られているものですから建物の形まで映し出す
   新しい地図(2003年4月バージョンアップ)には驚かされました。
   搬入先や積み込み先の事前調査も行うのですが、時間的に難しい場合は聞き取り調査もしくは
   とりあえず行ってみてからということがしばしばであったのですが、現在では『e-Transit』から
   目的地を映し出し印刷後、取り出したりしています。また、搬入中の車両を投影し大工場の搬入
   状況を指示書化したりしています。縮尺30mまで拡大できますからね(^^;)

 (4)地図で表示する地域周辺の天気がわかるようになった。
   
   運行する先々の天気情報気になりますよね(^^;)
   2003年4月のバージョンアップでは地図機能の強化だけではなく、表示地域の周辺天気情報まで
   表示してくれるようになりました。これは便利。
   晴れなのか雨なのか、気温まで。ウィング車はともかくとして平ボディ車も多い我が社では
   天気というのが運行管理者を悩ませるものでした。

 乗務員さん達のメリット

 覗かれている気がする。という抵抗はあったようですが、雑務忙しい運行管理者が一々特定個人を
 ストーカー行為するほど暇ではありません。(^^;)
 初見。ぱっと見で異常なければ、通常業務にあたるものです。

 (1)遅れている場合の負担が軽くなった。

   何らかの原因で遅れることってありますよね。車の異常、故障、あっちゃならないお寝坊さん
   道路状況やらなんやら。納品地のお客様が商品の到着を心待ちにしている場合や、中継地で
   他社の連絡運送会社を待たせている時って頻繁に連絡を取り合わなければなりませんよね。
   現在では、画面上で車両位置が特定できる為、事務所から乗務員さんに5分毎に電話する事が
   なくなりました。ただでさえ遅れている時に、何処にいるのか報告する義務はあれども運転中に
   頻繁に電話の受け答えをするというのは乗務員さん達にとっても地獄です。

   それが原因で事故につながったでは取り返しがつかないのです。(^^;)
   位置さえわかれば、どこどこですから、だいたいこれぐらいでと事務所からFAXながすなりして
   対応できるようになりました。

 (2)道がわかんなくなっても安心

   最新地図は素晴らしい機能です。我が社でも修行中の乗務員さん達はいます。
   みんなが全員全国走れる強者ばかりではないのです。地図を片手に調べながら走っている
   乗務員さん達も多いのです。しかし、いくら地図を持っていても自分自身がいったい何処に
   いるのやらは理解していないととんでもない事になるのです。

   昔は、高速道路のサービスエリアで無償配布されているような地図で走っていたものです。
   熟練者達に聞いても自分で考えなきゃ覚えないからと。今でも基本的には変わりませんが。
   ただ、もしもの時など携帯電話と『e-Transit』の地図機能をフルに駆使しながら運行管理者が
   誘導する事があります。良い時代になったものです。

 (3)給料アップにつながったかな(^^;)

   運行距離や労働時間が給料の基礎とは言え、やはり積んでナンボの世界の輸送業界。
   過積載を助長するのではなく、現在の不景気でロットのまとまりがわるく積載効率上50%70%で
   走っているトラックって多いのですね。軽いということ、それはそれで良い事なんですが、不景気の
   はじめの内は貸切だからと料金変わんないところの方が多かったのですが、こう不景気も長く続くと
   きっちり7tだから安くしてねとか予算が取れなくてというお客様が増えてきました。
   この業界もデフレなんですかね(^^;)

   積載スペースを空いたままで走らせる余裕がなくなりつつある昨今。予算の取れないお客様や
   より低価格にての輸送のご要望にお応えする為に混載便が増えてきました。
   この混載をスムーズに行うためにも『e-Transit』のような情報サービスが大きいのです。
   毎回ではないにしても立ち寄り個所が増え、大変ではあると思いますが、積載効率を上げることでの
   恩恵を会社も社員も受けています。
 
●取り付けにあたっての注意事項

 車載機の電源について、12vからでも24vからでも問題なしなのですが、エンジンを停止した際、確実に
 電源がオフになるように配線しないと24時間発信状態になります。GPS受信部にて受けた情報を2分
 感覚で発信機(PHS)がセンターに情報発信します。パケット料金とは言えども勿体無いです。
 また、容易に取り付け取り外したいとは言えどもシガーライターソケットからは不味いようです。
 運行中に電源断状態になると折角の機能も発揮できず、ロスト状態になり画面上から消えてしまいます。

●総合評価
 
 このシステムは使えます。やる気充分なシステムです。(^_^)

 物流のブラックボックスへメスを入れることはパンドラの箱を開けてしまうことになるのかという危惧が
 無かったかと言えば嘘になります。
 新しい物が好きであったとしても、先達の知恵や勇気で作り上げた現在の状態をあたってしまうには
 怖さも戸惑いもありました。それは私にとっても同じであったように乗務員さん達やお客様達にもあったと
 思います。成熟市場といわれている輸送産業において、生き残るという事を考えたとき、私達地域企業
 の存在意義とは何か?という問題に直面します。我々はお客様にとって本当に良いパートナーなんだろうか
 お客様に今の時代に我々は何を返せるのだろうか。と問い掛けました。
 
 低コストで高品質な同社のGPS運行管理システムを現状の運行管理方式に融合させ、より品質の高い
 輸送サービスの実現は、その答えを出すための第一歩です。
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